三豊工業は、国内での組み立てにこだわった3Dプリンタ「ニンジャボット」の販売を開始する。発売時期は3月下旬。価格は機種別に20万円台半ば~20万円台後半を予定。
「ニンジャボット」は、アイツーアイが設計し、三豊工業が製造・販売する3Dプリンタ。国内でのアセンブリ(組み立て)にこだわった製品で、堅牢なフレーム構造と精度を優先した設計を採用したため、長時間連続稼働が可能。オペレーションやメンテナンスを容易にする目的で、カバーをつけないオープンタイプとなっている。エクストルーダーはクリアボディとなっているため、フィラメントを目視できる。最大造形サイズは幅200mm×奥行200mm×高さ200mm、エクストルーダー直結型モーターで安定したフィラメント送付を実現した。
また、PLA専用のヒートベットのない「FDM-200」、および多種類の素材が使えるヒートベット装備タイプの「FDM-200H」(ヘッド数は1個)、「FDM-200HW」(ヘッド数は2個)といった全3機種を展開。ダブルエクストルーダー搭載機においては、2色プリントにも対応する。本体サイズは3機種共通で幅450mm×奥行450mm×高さ480mm(カスタマイズ可能)、最小積層ピッチは0.1mm、エクストルーダー射出口径は標準0.4mm、対応フィラメントはPLA/ABS/PVA(PLA推奨)。対応OSはWindows XP/Windows Vista/Windows 7/Windows 8(32bit、64bit対応)/Mac OS(32bit、64bit対応)。PC側の制御プログラムとして、Win/Mac/Linux対応の「Printrun」を推奨している。