Broadcomはスマートフォン(スマホ)やウェアラブル端末機器向け次世代NFCコントローラ「BCM20795 NFCファミリ」を発表した。
同ファミリは、前世代比で消費電力を60%以上削減しているほか、使用するコンポーネント数も30%削減、さらに基板面積も35%削減可能で、これによりモバイル機器メーカーはアンテナの50%小型化や全体のコスト35%削減などを図ることができるようになるという。
また、同社の「Wireless Internet Connectivity for Embedded Devices(WICED)プラットフォーム」とも互換性を備えているため、NFC対応スマートフォンやWICED Smartベースのウェアラブル端末で接続が容易に行えるようになるという。
なお、同ファミリはすでにサンプル出荷を開始している。主な特長は以下のとおり。
- ISO/IEC 18092、ISO/IEC 21481、ISO/IEC 14443 Types A、B、B'、JIS X 6319-4、ISO/IEC 15693標準規格をサポート
- データレートを細孔848Kbpsに拡張
- ALM(Active Load Modulation)次世代技術により、アンテナの小型化を実現
- R/W(Reader/Writer)モード、P2P(Active and Passive Peer)モード、タグ/カードエミュレーションモードをサポート
- LPTD(Low-Power Target Detection)モードの強化により、平均消費電力の削減を実現
- ホスト用のNFC Controller Interface(NCI 1.1)をはじめとする、最新のNFCフォーラム仕様をサポート
- 製品ファミリは、セキュア・モバイル・アプリケーションから組み込みシステムまで、特定のアプリケーションを対象にした複数のデバイスで構成