英CSRは、スマートフォン(スマホ)に、Internet of Things(IoT)の中核機器としての役割を担わせることができるよう設計した、Bluetooth Smart対応ソリューション「CSR Mesh」を発表した。
同ソリューションの設定および制御プロトコルは、複雑な設定やペアリングが不要で、ルーターなどのアクセス機器を経由する必要もないプロトコルをベースに構築されており、同社の提供するBluetooth Smart対応デバイスで共通のため、エンドユーザーは家庭内のあらゆるBluetooth Smart対応機器をどの部屋からでも無線経由で、1台のスマホ/タブレット、PCなどで制御することが可能となる。
また、CSR MeshはBluetooth Smartのプロトコルを採用し、ネットワーク内でBluetooth Smart対応機器間のメッセージのやり取りを行うが、メッセージの送信は、個々の機器ごと、あるいはグループ化した各機器に向けて、のいずれも可能なほか、各機器を複数のグループに帰属させることも可能となっている。
なお、同社では同ソリューションに対応した開発者用キットの提供を2014年4月より開始する予定としており、同キットでは、AndroidおよびiOS対応アプリケーションのソースコード、CSR Meshバイナリライブラリへのアクセスなどが提供される予定だとしている。