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Symantecのオフィシャルブログに掲載された記事が、2014年はモバイルマルウェアが登場してから10年目にあたると伝えた。10年前に見つかった最初のモバイルマルウェアはSymbian OSを標的とした「SymbOS.Cabir」だったと説明があり、10年が経過してモバイルマルウェアはますます巧妙で脅威としての存在感を増やしていると警告している。
記事ではこの10年を振り返り、モバイルマルウェアの流行がどのように変わっていったかを説明している。当初はモバイル特有のマルウェアが登場していたものの、2006年あたりにはPCを狙う定番のマルウェアと同じようなマルウェアが登場した。2010年にはオンラインバンキングサービスを標的とするモバイルマルウェアが登場、2011年からはAndroidを標的としたモバイルマルウェアが増加したとされている。
特にこの2年間はAndroidを中心にモバイルデバイスを狙ったトロイの木馬やアドウェアが急速に進歩しており、脅威として注目しなければならない状態になっていることが指摘されている。不要なソースからアプリはインストールしないこと、強力なパスワードを使うことなどが推奨されている。