Texas Instruments(TI)は2月26日、タブレット、スマートフォン、アクセサリ、ウェアラブルディスプレイ、AR(仮想現実)ディスプレイといったモバイル機器向けに、0.3型HD対応の「Tilt & Roll Pixel(TRP) DLP Pico」チップセットを発表した。
同製品は、独自のTRP DLPアーキテクチャとアダプティブIntelliBrightアルゴリズムスイートを活用し、従来の「DLP Pico」チップセットアーキテクチャに比べ、輝度の向上と消費電力の低減を図った。さらに、スイッチング速度が1秒あたり最大数千回と高速で、120Hzビデオ性能を備えた最小のトゥルーカラーRGBエンジンを実現している。
今後、広範なPicoエコシステムを維持するとともに、同チップセットを採用した製品の年内の市場投入をサポートするため、デベロッパやメーカーに協力していくとしている。なお、Asia Optical、Sekonix、Shenzhen Anhua Optoelectronics Technology、Uneed Electro、Young Opticsなどの光学エンジンメーカーが、同チップセットを用いた新光学エンジンの開発に着手しているという。