NECは、タブレット端末を活用したPOSシステムをクラウド型で提供する「NEC モバイルPOSソリューション」のO2O機能を強化し、外食・小売・サービス業などの中小規模店舗を中心に3月から国内提供を開始すると発表した。
「NEC モバイルPOSソリューション」は、タブレット端末を活用し、店舗管理(精算・売上管理・分析)、決済(電子マネーなど)、CRM(会員管理、ポイント、クーポン)といった機能をクラウドから提供するサービス。
このほど同サービスでは、VESPERの予約管理システム「TableSolution」との連携機能を提供する。これにより、従来は手作業で行われていた予約台帳や顧客台帳の情報とPOSシステムで管理する情報の統合管理が可能になる。
また、ログノートのO2O型電子レシートシステム「iReceipt」との連携機能も提供される。これによりiReceiptアプリ会員は、店舗での会計時に電子レシートをスマートフォンで受け取れるようになる。
同社は国内でのサービス開始にあたり、首都圏のレストランや美容室などに関するクーポン付きフリーペーパー「クーポンランド」を発行するサイファと販売提携を結んでいる。今後は全国への展開に向けて販売パートナーを拡大していく予定で、2018年度末までに国内外で計10万店舗への提供を目指すとしている。