漫画家による仏の世界展実行委員会は、日本の漫画家50名が、独自のタッチで「仏」を描く展覧会「漫画家による仏の世界展」を全国の有名寺院などで開催する。第1回の開催地は京都 東寺(教王護国寺)。会期は3月20日~4月6日。開館時間は9:00~17:00(閉館30分前まで入場可能)。入場料は大人500円、子ども(中学生以下)300円。

左から、護留護天(さいとう・たかを)、レレレ千手観音(赤塚不二夫)、弁財天(小島 功)、エル菩薩と春助地蔵菩薩(三浦みつる)

この催しは、今や日本を代表する文化として世界を席巻している「漫画」文化を継承すべく行われるもの。現在活躍している著名な漫画家たちが、それぞれのタッチで「仏」を描いた作品を展示する。展示作品は主にB3サイズで、画題や各漫画家のプロフィール、それぞれの絵に対する想いやコメントが添えられている。作品の中には、「ゴルゴ13」で知られるさいとう・たかをが描いた「護留護天」や、赤塚不二夫が「天才バカボン」に登場するレレレのおじさんを元に描いた「レレレ千手観音」などがある。

第1回目となる今回の開催地は、日本最古の漫画と称される「鳥獣人物戯画」が生み出された京都にこだわり、京都市南区九条町にある世界遺産、東寺(教王護国寺)にて開催。その後も全国の寺院にて順次開催が予定されている。第2回は東京都・港区の増上寺にて、5月1日~5月13日にかけて開催される。

なお、出展漫画家は、赤塚不二夫、いがらしゆみこ、池上遼一、板橋しゅうほう、植田まさし、ウノカマキリ、浦沢直樹、江口寿史、桜夛吾作、荻野真、一峰大二、神谷和子、木村直巳、クミタリュウ、小島功、さいとう・たかを、佐伯かよの、里中満智子、志賀公江、ジョージ秋山、管ナオコ、ちばてつや、土山しげる、手塚プロ、寺沢武一、中山星香、永野のりこ、西田淑子、西村宗、新田たつお、花村えい子、林家木久扇、バロン吉元、臂美恵、ビッグ錠、藤井龍二、牧美也子、牧野圭一、松本零士、三浦みつる、南久美子、宮島幸次、本宮ひろ志、森田拳次、やの功、矢野徳、山根青鬼、六田登、渡辺みちおといった面々となっている。