MasterCardは2月25日、モバイルウォレットとオンデバイスのソフトウェアおよびサービスのプロバイダーであるC-SAMを買収することで合意に達したと発表した。

今回の発表は、2012年12月に両社が締結したグローバルな戦略提携とMasterCardによるC-SAMへの少数株式所有を発展させたものとなる。今回の買収によってモバイル・プラットフォーム開発を得意とするC-SAMのノウハウが加わり、MasterCardと金融機関との協業がさらに強化される。

C-SAMは、米国 / 日本 / ベトナム / インド / シンガポール / メキシコにおいて商用化サービスを導入しており、そのプラットフォームは、顧客企業ごとのオファー、会員特典、バンキング、料金支払いオプション、および非金融取引をサポートしている。

MasterCardはC-SAMの買収を通じて、自社のMasterPassデジタル・サービスを含め、世界全体でのモバイルウォレットとペイメントソリューションの開発と展開をさらに加速するとしている。