森永製菓は、1994年から販売されているゼリー飲料ブランド「ウイダーinゼリー」が20周年を迎えたことを機に、発売以来初の大幅リニューアルを実施する。価格は「エネルギー」、「カロリーハーフ」、「カロリーゼロ」、「プロテイン」が200円(税別)、「ゴールド」が220円(税別)。
このたび行われる「ウイダーinゼリー」初のリニューアルは、アートディレクター/クリエイティブディレクターの佐藤可士和が手がけた。パッケージデザインの一新のみならず、クリエイティブディレクターとして、ブランドコンセプトの設計段階からトータルにプロジェクトへ参画した。リニューアルしたパッケージのデザインに関して、パッケージ上部にフレーバーを大きく表記し、カラーバーで表現することでおいしさを訴求し、ウイダーinゼリーの象徴である「in」をアイコンとしてデザインした。加えて、製品ごとに目立つように文字を大きくし、色も変更して識別性を高め、タイポグラフィーにより構成された 「ウイダーinゼリー」独自のデザインをより現代的にアレンジしたという。
また、現代社会では健康的な生活をおくるため、食生活の中でカロリーを調整する意識が高まっていることを受け、同製品が従来持っていた価値に加え、消費者が食シーンに合わせてカロリー量を選んで使い分けられるようにラインアップを変更。同製品のシリーズ中最も支持されているという「エネルギー」(現行の「エネルギーイン」と同品質)を軸に、「カロリーハーフ」(現行のマルチビタミンインと同品質)、「カロリーゼロ」と、カロリー量を軸とした製品群、およびホエイペプチド配合の「プロテイン」、ローヤルゼリー150mg、BCAA配合の「ゴールド」といった計5製品を展開する。
今回のリニューアルに際して佐藤可士和は、「「ウイダーin ゼリー」がデビューした時のことは「すごくかっこいい商品が出た」と強烈に覚えていますし、日本の食品史上においてもエポックメイキングなブランド」と言及した上で、「パッケージは、「ウイダーinゼリー」というブランドが持つ本来の価値をわかりやすく伝え、再び発売当初のような強いインパクトで新しいスタイリッシュ感を感じていただけるようなデザインにしたい」という想いの元デザインを行ったという。そして、「発売当時に比べて競合になる商品が増え、社会背景も随分変わっているので、時代のニーズに応えるべく、ラインアップを見直して、「選べるカロリー」という新たなコンセプトを提示し、製品本来の「あるべき姿」を現代に最適化しています」と語った。
なお、リニューアル後の製品は、「エネルギー」のみ2月下旬、それ以外の4製品は3月11日より発売されるということだ。