システムクリエイトは、オランダの「Leapfrog」が開発した熱融解型のパーソナル3Dプリンタ「Creatr」シリーズの大型造形モデル「Creatr XL」を日本国内にて販売する。発売日は3月3日。価格は85万円(税抜)。

従来機種と比べて3倍の高さの造形物が出力できる3Dプリンタ「Creatr XL」が国内販売される

「Creatr XL」は、最大造形範囲が230mmx270mmx600mm(X・Y・Z)と、従来の「Creatr」シリーズと比較して約3倍の高さのオブジェクトを造形可能な新機種。材料となる樹脂は「Creatr」と共通のABS・PLA全15色(各1kg/1万5,000円)、ナイロン(1kg/1万5,000円)、温水溶解性樹脂PVA(1kg¥5,000)が使用可能となっているほか、3Dデータ編集/プリントコントロールソフト「Simplify 3D」(通常販売価格2万4,000円)が付属する。また、データ入力形式はSTLに対応。本体サイズは500mmx600mmx900mm、本体重量は37kg。積層ピッチは0.05mm~0.35mm、ノズル径は0.35mm、造形スピードは0.42立方センチメートル/分。付属ソフトの対応OSはWindowsXP/Vista/7/8(各32bit/64bit)、MacOS X、Linuxとなっている。

なお、同社では製品1台ごとに動作確認と検品作業を実施した上で、日本語マニュアルを付属して出荷。これに加え、国内のLeapfrogサポートセンターとして、修理の依頼や各種サポート、セットアップ作業(有償)に対応する。