日本中が連日釘づけになった冬のスポーツの祭典も閉幕。期間中、オリンピックの話題をソーシャルメディア上で上手く取り入れていた投稿をまとめてご紹介します!
こんにちは、SMMLabの大森です。
全国に感動を与えてくれたソチ冬季オリンピックも興奮と感動冷めやらぬうちに閉幕。
深夜の中継に見入ってしまい、寝不足の日が続いた…という方も多いのではないでしょうか?
もちろん、ソーシャルメディア上でも、この一大スポーツイベントを盛り上げる動きが至る所で見られました。
夜中にテレビを見ながら興奮を誰かと共有したくてソーシャルメディアにログインした時に、企業アカウントからも同じ話題に関する投稿がされていたら、親近感が湧き、反射的にいいね!やRTしたくなりますよね。
そこで今回は、ソチ冬季オリンピックを切り口に、多くのファン、ユーザーと感動を分かち合うことで、共感を呼び、注目を集めた投稿例をご紹介します。
オリンピックに限らず、大きなイベント、季節・時事ネタをソーシャルメディアにいち早く取り入れるご参考にしていただけると思います!
【Facebookページ編】
◆JTB https://www.facebook.com/jtb.jp
2月15日の男子フィギュアスケート当日、リアルタイムで現地の観客席の目線からの写真複数枚をアルバムにして投稿。臨場感が伝わってきますね!
◆ルル子 https://www.facebook.com/luluco.lun
忙しい女性が思わず「あるある」と言いたくなるようなヒトコトを1枚のイラストと共に投稿している人気ページ。
オリンピック期間中も、競技などに関連したクスっとしてしまう「あるある」投稿に、多くのファンが反応していました。
◆グリコhttps://www.facebook.com/glico.jp/
シンプルですが、多くを語らずとも「おめでとう」の文字を見ただけで何を伝えたいかわかり、いいね!したくなります。
自社サイトのレシピへの導線も付け、タイミングを逃さず、一緒にお祝いしましょうというムードを作っています。
◆フェイスブック ジャパンhttps://www.facebook.com/FacebookJapan
フェイスブックジャパンでは、オリンピック関連の話題にはハッシュタグ「#Sochi2014」「#ソチ五輪」を 使って投稿することを推奨。同じテーマに関心を持っている人同士がつながりやすいように、コミュニティの提供や、新聞社による選手のメダル獲得投稿情報をシェアしたりと、応援ムードを高めていました!
また以下のFacebookページの投稿は、選手やオリンピックの公式スポンサー企業によるものです。スポンサーならではの、ここでしかできない投稿ですが、通常運営にもましてぐっと注目が集まり、ページが盛り上がった様子がうかがえます!
◆P&G ジャパンhttps://www.facebook.com/ProcterGambleJP/
早朝にも関わらず、メダル獲得直後に祝福コメントと写真を投稿。前後の投稿の約3倍のいいね!、コメント、シェアも多数付いています。
◆ANA Japan https://www.facebook.com/ana.japan/
羽生結弦選手が金メダルを獲得して数時間内に投稿。
通常、一投稿あたり約1万~1万5,000前後のいいね!がついていますが、このアルバム投稿には4万件以上のいいね!が付いています。
コメントにも写真を追加する、臨場感たっぷりの投稿が気になって何度もチェックしたファンも多いのではないでしょうか。
◆トヨタ アクアhttps://www.facebook.com/aquafes
女子フィギュアスケート当日の投稿。
AQUAは「ハイブリッドの金メダリスト。」と銘打つ特設サイトへ誘導しています!
◆Visa https://www.facebook.com/VisaJP
髙梨沙羅選手から応援をしてくださったみなさんへのメッセージ。選手直筆のメッセージはプレミアム感があり、シェアも900件を超えています。
【Twitter編】
◆い・ろ・は・す
鮮度の高い話題と商品を上手く絡めてインパクトを残しています。
◆各地のゆるキャラ
くまモン【公式】
むすび丸(仙台・宮城観光PR担当課長)
京都府広報監まゆまろ【公式】
各地のゆるキャラも祝福!
タワーレコード渋谷店
羽生選手がショートプログラムで使用した曲を紹介。 直接的に購入を促すような文言を添えなくても、ボルテージが上がっているタイミングで紹介されると、自然と商品が気になってしまいますね!
◆ノッポン弟 (東京タワー)
メダル獲得を祝福して、特別仕様になる東京タワーのライトアップ時間を告知。 現地で自分の目で確かめ、写真を撮りたくなったファンも多いのでは、と想像します。
【Vine編】
◆森永製菓 https://vine.co/v/MWYr7ZDdPmb
自社商品の丸いお菓子をカーリングのストーンに見立てて作られた動画。ハイクオリティな作品で、競技の結果に関わらず自然と目を引きます。
Visa https://vine.co/Visa
ついつい何度も見入ってしまう、各競技を再現(?!)した不思議な6秒ムービーが期間中いくつもアップされていました。
更新情報はVisaのTwitterアカウントでもシェアされていたので、気付いたらフォローして毎回チェックしていた、という人もいそうです。
いずれの場合も、オリンピックという幅広い層で共通する話題を提供することで、
- 新たに接点を持つ人が増えるきっかけになった
- 既存ファンも、通常以上にいいね!シェア等しやすくなり、眠っていた既存ファンの掘り起し
等のメリットがあったのではないでしょうか。
特に、交流度の高い投稿は、ポストされてから少し時間が経ったものでも、ニュースフィードの上位に表示されやすくなっているため、より多くのユーザーの目に留まる機会が増えた、ということも考えられます。
今年は、通常の季節イベント等に加えて、ワールドカップがあったりと、何気ない話題をきっかけに、ソーシャルメディア上でファンと接近できるチャンスがあります!このタイミングを逃さないよう、中長期的な投稿計画を設計することをオススメします!
※注意
オリンピック関連の画像や文言には、商標登録されているものも多いので、その権利を侵害しないよう、注意する必要があることは念頭に置かなければなりません。詳しくは以下をご参照ください。
「オリンピック等の知的財産の保護について」
http://www.joc.or.jp/about/marketing/noambush.html
「広告にオリンピックの表現を入れることは可能か?」
http://www.jaro.or.jp/ippan/bunrui_soudan/sonota01.html
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