ラリタン・ジャパンは2014年2月20日、KVM-over-IPフラッグシップ製品の次世代モデル「Dominion KX III」を発売する。本製品は、データセンター、ラボ、サーバールーム、放送局、ブランチオフィス内機器のビデオパフォーマンスが向上した。

Dominion KX III

KX IIIは、高性能CPUと強化されたビデオ圧縮アルゴリズムによって、高いパフォーマンスなリモートビデオ品質を実現する。世界中からリモート作業を行うことができるため、作業効率が向上するとともに、実際に機器のある場所へと移動する時間とコストを節約できる。放送、メディア、エンターテインメント業界にとって重要な、ビデオやオーディオを多用するアプリケーションもサポートする。

KX IIIの次世代ビデオ処理エンジンは、従来のリモートサーバーへのアクセス制御機能に加えて、1920×1080の解像度、24ビットカラー、デジタルオーディオ、デュアルモニタが必要なダイナミックブロードキャストアプリケーションまでサポートする。さらに、KX IIIのストリーミングビデオ機能は、IPネットワーク上で毎秒30フレーム(30FPS)を表示できるよう1080Pビデオ(音声付き)にも対応している。

KX IIIは、優れたビデオ処理機能により、多彩なアプリケーションをサポートしている。例えば、放送業界でのHDビデオ/アニメーション/HD画像/デジタルオーディオのレビュー、政府や国家の安全保障に関わる組織向けには業務上必須となるストリーミングビデオやその他のダイナミックアプリケーションを使用したビデオ再生、金融/科学/運輸/工業および電力会社ではダイナミックな高品質ビデオを必要とする用途などに適している。

推奨小売価格は、リモートユーザー数1/8ポートの「DKX3-108」で37万円から。全11モデルで、2014年3月中旬に出荷開始予定。