アドビ システムズは、2月22日の『猫の日』にちなみ、「ペットと写真」に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。調査対象は、ペット(犬・猫)を飼っている20代から60代以上の男女1,040名。
本調査では、まずペットの写真を撮影する目的について質問した。すると、約半数の47%が「目的はない」と回答。一方で「目的がある」と答えた人にその目的を聞くと、「友人に見せるため」が最も多い29%、次いで「年賀状・ポストカード作成のため」が18.8%、「Facebookで公開するため」が11.3%などという結果になった。
また、撮影目的にかかわらず、ペットの写真を何らかの方法で「見せる」という人は全体の75%に及んだ。写真を見せる方法としては、スマートフォンや携帯電話、タブレットを使用している人が29%と最も多く、若い層ではSNSでの公開も目立った。
このように、大多数がペット写真を見せることに積極的な一方、「友人・知人のペットの写真を見たいですか?」という質問に対して「見たい」と回答したのは約6割に留まった。男女別に見てみると、特に男性での「見たくない」という意識は強いようで、男性全体では45.8%、50代以上の男性に限定すると約6割の人が「見たくない」と回答。この結果から、自分のペットは人に見せたいが、他人のペットにはあまり興味を示していないという実態も明らかとなっている。
また今回の調査では、ペット写真を撮影する際に「困った経験があるか」も尋ねた。その結果、何らかの理由により「困ったことがある」とした人は全体の約9割に。具体例を聞くと、1位が「シャッターチャンスを逃してしまう」(73.1%)、2位が「カメラ目線にならない」(61%)、3位が「ピントが合わない」(32.8%)など、ペットの動きに撮影が間に合わず、満足のいく写真が撮れないという人が多いことがわかった。
このような結果を受け、同社写真編集ソフト「Adobe Photoshop Elements」の製品担当者は、「"我が子"のとびきりのショットを撮影することは難しいですが、"写真の真ん中にいない"、"ちょっとブレてしまっている"などの写真でも、せっかく撮った写真をうまく使い、ちょっと加工してアレンジすることで、キレイなポストカードや年賀状にしてみるなどはいかがでしょうか? キレイにレイアウトされた写真であれば、より満足できますし、何より友人に見せても"すごいね!"と喜ばれるかもしれません」などとコメントした。