東芝は2月18日、HEV(ハイブリッド車)やEV(電気自動車)の車両接近通報装置向けに、外部音声出力用オーディオパワーIC「TB2909FNG」を発表した。
HEVやEVは、エンジンを使用しないEV走行中は静かに走行する。このため、歩行者などが自動車の接近を認知できるように、疑似的にエンジン音を発する車両接近通報装置の搭載が増加している。同製品は、110℃での動作を保証することにより、高温時でも安定した動作が求められる車両接近通報装置での使用を可能にした。さらに、検出機能や保護機能を内蔵しており、システムの安全性と簡素化に寄与する。
なお、パッケージはTSSOP16。すでに量産を開始している。