ビデオリサーチインタラクティブ(以下、VRI)と日本マイクロソフトは2月20日、10万人超のスマートフォンユーザーから収集したアプリ利用データを基に、時間帯・日別でのアプリ利用動向や、データマイニング機能を活用した利用アプリ間の関連性や個別アプリのライフサイクルを予測・分析するプラットフォーム「Cloudish」を、4月より提供開始すると発表した。
「Cloudish」による分析イメージ |
本サービスでは、VRIが提供するスマートフォンユーザーのアプリ利用データを、日本マイクロソフトが提供するパブリッククラウドサービスWindows Azureに蓄積、Excel上で分析及びレポーティングを可能にする。
具体的には、集計された月次でのアプリ別の利用率・ランキングのみならず、時間帯・日別での分析および年代・性別や端末レベルなどのプロフィールでの詳細な利用データの分析、スマートフォン利用に関する行動特性をより精緻にトレースする。また、ユーザー属性に応じた利用アプリの関連性等から消費者の嗜好パターンを発見する機能や、個別アプリのライフサイクルを予測するデータマイニング機能も利用可能。
分析は予め用意されたExcelベースの分析テンプレートやPower View機能を活用することで、クリックひとつでユーザー属性や利用アプリ毎のデータをグラフ上でドリルダウンすることができ、容易に詳細な影響分析ができる。
データ粒度としては、日本全国のスマートフォンユーザー(約12万人)から取得したアプリ利用データをクラウド上に蓄積、いつでも最新のデータで分析可能。また、収集したデータに個人を特定できるデータは含まれないため、個人情報保護にも対応している。