NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は2月19日、法人向けトータルネットワークソリューションMaster'sONEサービスにおいて、社内LANへのWi-Fi接続を可能にする「無線LANサービス」を受付・提供開始すると発表した。
本サービスは、認証基盤をクラウド型で提供するため、VPN網に接続された全国のオフィスや店舗に、高セキュリティな無線LAN環境を1台の無線LANアクセスポイントから簡単に導入する事を可能にする。
総務省のガイドラインで最高レベルのセキュリティであるWPA2エンタープライズに対応する機能として「クラウド型の無線LANを安全に使うために必要な認証基盤(802.1X認証)」、「ユーザーの拠点に設置する無線LANアクセスポイントをサービス」の2つを提供。
IEEE802.1X認証による機体認証機能を提供し、証明書は利用する企業ごとに構築したプライベート認証局より発行可能なため、利用者へのなりすましや不正な接続による社内ネットワークへの侵入、カスタマーコントロールによる認証ログ管理を提供することで、不正な通信を早期に検知し被害を防止できる。
また、Wi-Fi接続のデータの暗号化方式はAESを利用、無線区間における通信内容の窃取や改ざんを防ぎ、運用や管理面では同社にてAPの設定、設置、保守を一元提供、VPNやリモートアクセス、クラウドを始めとする各種サービスとの一元保守の提供や、ユーザーにより管理コンソールによる利用端末の追加・削除なども可能。
さらに、モバイル端末の社内外シームレス接続により、同社リモートアクセスサービスと併用する際には認証(証明書)を共通化することで、社内/外出先を意識させずにスマートデバイスを利用可能。
サービス価格は無線アクセスポイント1台あたり初期費用5万円、月額3000円。認証機能は月額500円/端末。