富士通は2月19日、現場での検索性能の強化と使いやすさを高め、ビッグデータを活用する、データウェアハウス(DWH)製品「FUJITSU Software Symfoware Analytics Server」を同日より販売開始すると発表した。
同製品は、列(カラム)単位で格納しデータアクセス可能なカラムストア方式を採用し、高速クエリエンジンを搭載。これにより、ストレージへのアクセスを最小化し、従来比で最大500倍に向上させている。
高速クエリエンジンは、「スマートソフトウェアテクノロジー」に基づいてハードウェアリソースを自動認識し、最適なメモリ割り当てを行う「スマートチューニング」技術を搭載している。
また、データ活用の各機能ではPostgreSQLをはじめとするオープン・インタフェースを採用しており、それに準拠したERPや帳票作成といったツール、アプリケーションパッケージとつなぐことが可能。
そのほか、同製品は、データの蓄積から活用まで、情報活用に要する「受注売上やPOSデータなど、大量の業務データを蓄積」、「現場独自のデータを取り出し、マスタに結合」、「抽出条件や分析観点を自在に変更可能な統計解析、予測分析」といった機能を統合したデータベースで、導入時の作業を軽減することができる。
価格は、「Symfoware Analytics Server Standard Edition V12」(コアライセンス)が980万円(税別)から。