ウイングアークは2月18日、明治学院大学が「入試・入学」から「卒業・就職」までの学生情報を一元化して分析できるデータ分析基盤に、ウイングアークのBIツール「MotionBoard」「Dr.Sum EA」とBIコンサルティングサービスを採用したと発表した。
今回の導入は、「客観的事実に基づく判断を行うために、学生情報の分析環境を整備する」という目的でスタート。2013年4月から稼働を開始したデータ分析基盤の導入により、入試から就職までを一元化して分析可能にしたことで、いままで感覚や経験に頼って判断していた学生の傾向を、客観的な事実として見ることが可能になったという。
また、大学のデータは、学生に紐づくデータ項目が多く、同学校の場合、出身地域、出身高校、入試制度、履修内容、留学、所属サークル、TOEFLスコア、就職先業種など、約120項目にもわたっているが、こうした項目を分析することで、実情に合った教育方法の実践や学内組織の企画が可能になった。
今後は、データを蓄積することでより精度の高い傾向把握や予測を可能にするなど、より踏み込んだ活用を検討。さらに、図書館での滞在時間など、ICカードなどで学生の行動情報を付加して分析することで、事象の相関関係の把握や、教育サービスの一層の充実・強化、さらには学生の生活・学習支援の拡充につなげていくことを検討している。