リクルートライフスタイルは2月17日、ジオフェンシングによる観光活性化施策を静岡県・熱海市の商店街70店舗で行なうと発表した。この施策は5月下旬まで行なわれ、「観光地O2O」モデルの確立を目指すという。

活用するソリューションは、同社のポイントアプリ「Airウォレット」と、クラウドレジアプリ「Airレジ」。リクルートポイントを起点に観光客を地元店舗へと誘客して購買需要の喚起を行なう。

同社の宿・ホテル予約サイト「じゃらんnet」の会員基盤を活かして熱海エリアの宿泊予定者には「Airウォレット」とリクルートポイントを事前に無料付与して来客の動機付けをするという。

観光地O2O実証実験のマーケティングイメージ

更に、Airウォレット上で現在地から距離が近い参画店舗が探すことができるほか、ジオフェンシング技術によってスマートフォンへ店舗情報やキャンペーン情報がプッシュ配信される。

ジオフェンシング技術は、O2Oソリューションの「Profile Passport」を利用する。このソリューションは位置情報活用だけではなく、興味や関心を推定するプロファイル機能が組み込まれており、より関連性が高くパーソナル化されたデータやコンテンツを提供できるとしている。