日立製作所(以下、日立)は2月17日、これまで同社製品を対象に展開してきたM2Mクラウド型機器保守・設備管理サービス「Doctor Cloud」を、国内外の産業機械メーカー向けに外販、提供開始したと発表した。
今回外販を開始する「Doctor Cloud」では、遠隔監視や故障予知診断などの機器保守サービスや、予防保全計画の策定支援といった設備管理サービスを提供。これにより、産業機械メーカーは、部品の在庫適正化やメンテナンス時期・内容の予測が可能となり、機械の維持管理のためのコスト低減や、効率的なサービス体制の構築などの経営効率向上を図ることができる。また、ユーザー目線でのデータ分析・提案により、顧客サービスの向上が期待される。
同社は今後、スマート情報分野における製品・サービス群をIntelligent Operations(インテリジェント オペレーションズ)として体系化。本製品もそのラインアップのひとつとして、今後、国内外の産業機械メーカー向けに積極的に提案活動を行い、グローバルでのサービス事業拡大を図っていく。