アドビ システムズは、ヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)と広告におけるクリエイティブ制作分野で業務提携することを発表した。
このたびの業務提携により、Yahoo! JAPANはアドビ システムズのソリューションを活用し、クリエイティブ制作を関係者間でステータスを共有しながら効率的に作業、管理することができるクラウド型のワークフロー管理およびストレージシステム「Yahoo!クリエイティブスタジオ」を開発。Yahoo! JAPANより今春をめどに提供が開始される予定だ。また、ソリューションの提供だけでなく、同システムの開発に対してもアドビ システムズが支援を行った。
デジタルコンテンツ制作の現場には、各関係者との膨大な情報のやりとりやデザインデータの共有に手間や時間がかかり、クリエイティブの付加価値を高めにくいという課題があり、それを解消するものとして同システムが開発されたという。ちなみに、導入費用に関しては、「クリエイターや広告制作関係者が活用しやすい価格体系」となるとのこと。詳細については決定次第、同システムの公式Webサイトにて公開される。
なお、同システムは、デジタルマーケティングソリューション「Adobe Experience Manager」のデジタルアセット管理システムをもとに構成されており、「Adobe Creative Cloud」も併せて提供される。Creative Cloudの最新デスクトップアプリケーションを活用したコンテンツ制作を可能にし、バナーだけでなくビデオなどのリッチ広告にも対応する予定。加えて、Yahoo! JAPANの保有するビッグデータやメディアとしての知見を活用し、質の高いクリエイティブを作る上での有益な情報を提供していくということだ。