水王舎は、研究者・森田真生と、グラフィックデザイナー・原研哉によるトークセッション「CHOREOGRAPH LIFE ―情緒と創造―」を開催する。開催日時は2月23日 15:00~17:50(開場14:30、トークセッションは16:50~17:50)。会場は東京都・東中野の梅若能楽堂。参加費は5,000円。
同イベントは、数学をベースに人生について考察を進めている独立研究者・森田真生が、「楽譜を読めない人でも気軽に楽しめる音楽のように、専門知識がなくても最先端の数学を楽しんでほしい」という発想から実施しているもの。イベントの前半では森田ひとりがトークを展開し、後半では無印良品や蔦屋書店のアートディレクションなど、明快な思想を背景としたデザインに定評のあるグラフィックデザイナー・原研哉とのトークセッションを実施する。
また、森田は原の著書「デザインのめざめ」に解説文を寄せており、その中で「デザインは「もの」に働きかけるのではなく、人の心に働きかけるものなのだということが、よくわかる。「もの」に働きかけるのは、そのための手段に過ぎない」、「数学は、表面上の記号の操作そのものと誤解されがちだが、その記号の操作を支えているのは、数学者の身体に宿る実感である」と、デザインと数学の共通項について述べている。今回のトークセッションでは、両者が長年積み重ねてきた思想の欠片を組み合わせるような内容を展開するということだ。なお、チケット購入方法など詳細については同イベントの特設ページを参照してほしい。