ビートコミュニケーションは2月10日、同社 代表取締役社長の村井亮氏と、インナーコミュニケーションをテーマにしたコンサルティングを推進するソフィアの築地健氏による対談の模様を公開した。
ソフィア 築地健氏の写真と、SNSユーザーのアクティビティに関する資料(ビートコミュニケーションのWebサイトから) |
対談のテーマは、2013年に露見したビジネス課題と社内SNSの効能。話は、食品偽装や"バイトテロ"の事件から始まり、その根本原因の1つとして「社内コミュニケーションの分断」があると両氏は指摘している。
そのうえで、社内SNSを導入した企業の中には、内部の人間が書き込んだと思われる2chでの誹謗中傷がなくなったケースもあったことなどを挙げ、社内SNSが事件の抑止にもつながると考察している。
また、震災の際に社内SNSが安否確認、被災地支援、在宅作業などに活用され、社員が一体となって危機を乗り越えていった企業があったこと。社内SNSにより部門横断的な情報共有が行われ、ビジネスの質とスピードが向上したことなども紹介されている。
そのほか、社内SNSの導入を成功させるポイントとして、「戦略との整合」、「成果の測定」、「資源の管理」、「リスクの管理」、「価値の提供」の5項目を挙げ、それぞれに関して具体的に解説しているほか、Facebookで毎日更新している人は15%程度であることに触れ、「企業内で投稿率80%なんて無理な話、10%くらいの投稿率が保たれていれば十分に活性化されている状態」といった解説も行っている。
詳細は、ビートコミュニケーションのWebサイトで確認してほしい。