ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)は、透過型シングルサインオンアプライアンス「Smart eGate」の新版「Smart eGate V2.0」を開発、2月17日より出荷を開始すると発表した。
「Smart eGate」は、スマートデバイス、PCなどあらゆる端末から、Webブラウザ種別やクラウド/オンプレミスに関係なく、様々なWebサイトに、透過的なシングルサインオンを実現できる製品。ソリトン独自のトランスペアレント インサーション方式により、ネットワーク経路上に流れるシングルサインオン対象のWebトラフィックを透過的に解析し、Webサイト認証で要求されるID/パスワード情報等を自動挿入することでサインオンを提供する。
新版では、スマートデバイス向けのセキュリティ機能の拡張と、システム導入の柔軟性の向上を図った。
シングルサインオン時の認証で、ID/パスワードの入力以外に電子証明書の利用も可能になり、端末の接続元ネットワークに応じた認証スキームの変更も可能とした。これにより、同じ端末からアクセスする場合でも、社内からのアクセスには電子証明書のみで、インターネットVPN経由でのアクセスの場合には、証明書に加えてID/パスワードの組み合わせを要求するなど、必要に応じてセキュリティレベルを上げられる。
また、従来の透過型(ブリッジ)に加え、シングルIP構成による透過型(フォワード)での設置も可能となり、環境に応じ柔軟な機器設置可能。
さらに、大規模環境向けの冗長化機能として2つのモードを装備。「Proxyモード」で大量のWebアクセスを処理し、データベース機能のみの「DBモード」でデータベース情報の提供のみを行う。Proxyモードは無制限に、DBモードは10台まで冗長化できる。
価格は360万円(500ユーザー使用権、初年度センドバック保守込、税別)~。