マイクロテクノロジーは2月3日、M2M(マシン・ツー・マシン)ワイヤレスデータネットワークのプロバイダーであるKORE Wirelessと、日本における独占パートナー提携を結んだと発表した。同社は1983年以来、組み込みシステムの研究、開発および製造を行っており、今後M2Mソリューションに注力して事業拡大を狙う。
同社は、テレマティクスサービス、ヘルスケア、ファクトリーオートメーション遠隔監視などのサービスにおいて、KORE WirelessのグローバルM2Mネットワークを使って接続し、エンド・ツー・エンドのM2Mソリューションを利用するとしている。
現在ワイヤレスネットワークや衛星回線を利用したKORE WirelessのM2Mワイヤレスネットワークサービスをすべて利用することができ、今後は日本国内およびKORE Wirelessのグローバルネットワーク全体で使用できるデバイスなどを開発する。
同社代表取締役社長の石松伸一氏は、パートナー提携について「以前から日本におけるM2Mサービスの需要の高まりを予測してきたが、今回の提携を通じてマーケットでのアドバンテージを活かすことが可能になった。顧客向けにソリューションを設計・構築するだけでなく、プラットフォームとコネクティビティも含めた包括的なサービスを提供する」とコメントした。
なお、5月14日~16日まで東京ビッグサイトで開催される展示会「ワイヤレスM2M展」で、同社とKORE Wireless社が共同でM2Mソリューションを展示するとしている。