ローソンとパナソニックは2月6日、次世代型コンビニエンスストアの実験店舗「ローソンパナソニック前店」を、同日、大阪府守口市にオープンした。
実験店舗「ローソンパナソニック前店」 |
この実験店舗では、「環境配慮」、「ICT を活用した利便性の提供」、「健康の提案」の3つのテーマに基づき、電力使用量を2010年比で50%削減に向けた省エネメニューの採用、季節にあったお得な情報やおすすめ商品を表示するデジタルサイネージの導入や、マッサージチェアや美容家電を利用できるリラクゼーションコーナーの設置などを行う。
省エネでは、オールLEDの採用や人感センサーでの風力制御など、エネルギーマネージメントを実施。デジタルサイネージには、上部に超指向性スピーカーを搭載し、周辺の顧客に音声情報を提供する。
そのほか、顧客のプライバシーに配慮し店内のカメラ映像から人物の映像だけを消去する新技術の画像処理を導入し、その映像を活用した効率的な店舗運営を検証する。
この実験店舗では、パナソニックの持つ技術を最大限に活用し、高齢化や健康志向にも対応した次世代型コンビニエンスストアの店舗モデル構築を目指し、検証・改良を重ね、蓄積した知見やノウハウを全国のローソン店舗に活用していくという。