インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は日、ワイヤレスM2M(Machine to Machine)のサービスラインナップを強化し、M2M専用のデータ通信サービスとして「IIJモバイルM2Mアクセスサービス」および「IIJ SMSプッシュサービス」の提供を2月17日より開始すると発表した。

ワイヤレスM2Mとは、センサーや計測器、自動販売機などの端末とセンター側にあるデータ収集用のシステムが、人手を介さず機械同士で相互に無線通信する通信形態で、すでに交通、防犯、防災や流通などの業務分野においては、データの自動収集などの目的でワイヤレスM2Mの活用が進んでいる。

「IIJモバイルM2Mアクセスサービス」は、IIJがMVNO(Mobile Virtual Network Operator)として提供している法人向け高速データ通信サービス「IIJモバイルサービス」を、ワイヤレスM2M用途に特化した仕様に変更し、より安価に提供するサービス。また、これに併せてSMS(ショートメッセージサービス)をM2M機器に対して送信し制御できる「IIJ SMSプッシュサービス」を新たに提供する。

今回、ワイヤレスM2Mソリューションでは、端末から専用のゲートウェイを介してセンター側システムと通信することで、セキュアな双方向通信を実現。IIJモバイルM2Mアクセスサービスは、端末からIIJのゲートウェイまでの無線データ通信を、月額300円からの安価な料金で提供、端末からの接続先をゲートウェイのみに限定し、社内システムやIIJのクラウド上にあるシステムと安全にデータを送受信することが可能。利用者は用途に応じて、次のプランを選択できる。

IIJ SMSプッシュサービスはM2Mで利用する多数端末に対して、SMSをプッシュ通知するサービスで、配信対象の回線管理、グルーピング 、 メッセージの作成(半角・全角70文字以内)、メッセージの配信予約、メッセージの配信ログ照会などの機能があり、初期費用は1契約あたり5万円、月額費用は2万円、メッセージ送信費用は1通あたり15円。