みんかぶは2月4日、個人投資家向けソーシャルメディア「みんなの株式」のアクセス解析に、オーリック・システムズ(オーリック)が開発・提供するWebアクセス解析ソフトウェア「RTmetrics」を採用したと発表した。

RTmetricsは、米国で特許を取得した「パケットキャプチャ方式」により、Webサーバーに負荷をかけることなく解析できるWebアクセス解析ソフトウェア。一般的な解析形式の「ビーコン方式」「ログ方式」にも対応している。

みんかぶでは、「RTmetrics」の導入により、次のような成果が得られたとしている。

  • 「RTmetrics」のライセンス費用とASPサービス利用料と比較し、95%のコスト削減し、また、保守コストおよび分析コストの削減も含め、全体の解析コストは80%削減された。
  • 「RTmetrics」は、サイトには手を加えず、ネットワークに流れるパケットデータから必要な情報を収集するパケットキャプチャ方式の解析が可能なため、タグの埋め込み作業が不要となり、ページ表示が平均0.1秒高速化された。
  • 「RTmetrics」は、月間数千万PVを超えるサイトでも安定稼働し、リアルタイムに解析できるため、「みんなの株式」サイトにおいても、最短で1時間後には離脱率などのKPIを得ることが可能。
  • カスタム期間設定の集計機能により、1ヶ月分の時間推移の集計レポートなども短時間で作成できる。
  • API機能を活用してPV、UBなどを外部システムと連携し、会員数などのデータベースの内容を付加して、日次のレポートメールとして、営業部門やカスタマーサポート部門など全社員に自動配信し、業務改善に役立てることができる。
  • サイト内検索ワードや特定のパラメーターを持ったアクセスのセッション数など、任意の項目を自由に集計できる機能(アプリキー機能)を利用できるため、会員ごとのPV集計をはじめ、特殊な解析要件に対応できる。

みんかぶは、「みんなの株式」、「みんなの外為」、「みんなの米国株」、「みんなのコモディティ」、「株式経済新聞」、「みんかぶSHOP」と同社のすべてのサービスでRTmetricsを採用。今後も会員分析を進め、長期的な関係維持に向けたさまざまな施策を企画していく予定という。