UNITED STATES COMPUTER EMERGENCY READINESS TEAM

US-CERTは2月4日(米国時間)、記事「Security Updates Available for Adobe Flash Player」においてAdobe Flash Playerにセキュリティ脆弱性が存在すると伝えた。このセキュリティ脆弱性を利用されると攻撃者によって対象システムの制御権を乗っ取られる可能性があると説明があり、対象のソフトウェアを使用している場合にはアップグレードを実施することが推奨されている。

セキュリティ脆弱性が存在するプロダクトは次のとおり。

  • Adobe Flash Player 12.0.0.43およびこれより前のバージョン(Windows)
  • Adobe Flash Player 12.0.0.43およびこれより前のバージョン(Mac OS X)
  • Adobe Flash Player 11.2.202.335およびこれより前のバージョン(Linux)

セキュリティ脆弱性が修正されたバージョンへのアップグレード方法はAdobe Systemsの提供するページ「Adobe Security Bulletin - Security updates available for Adobe Flash Player」にまとまっている。Linux版Flash Playerではこのセキュリティ脆弱性のプライオリティは3と位置づけられているが、Windows版およびMac OS X版ではプライオリティが1になっており、同環境でFlash Playerを使用している場合には特に迅速なアップデートが推奨される。