富士通は5日、画像の高品質化補正を自動で行う印刷業界向けのソフトウェア「FUJITSU Media Solution ColorFit」を発表し、同日より販売を開始した。価格はオープン。
本製品はAdobe Photoshopのプラグインとしてインストールすることで、画像の最適化と高品質化を自動処理で瞬時に実現するソフトウェア。富士通研究所による色再現向上の技術をベースにしており、デジタル入稿された画像データに高度な特性解析を行うという。具体的には、逆光、ローキー(適正以下の露出で撮影された暗い画像)、背景とのバランスを考慮した人肌などの色再現、階調表現などを瞬時に判断し、対象画像に応じた柔軟な補正が可能。手動での処理に比べて、加工時間を大幅に短縮できることに加え、同社のカラーマネジメント技術と画像最適化技術の融合による高品質化も実現するという。
また、Photoshopプラグインとして使用することから、Photoshopのアクション機能に処理を登録することも可能。さらに、一部機能(逆光や色かぶり補正など)のみを動作させることや、細かい調整をPhotoshop上で行うこともできるという。
なお、同社は東京・豊島区のサンシャインシティコンベンションセンターTOKYOにて開催されている印刷関連の総合展示会「page2014」に出展し、本製品の展示を行うとのこと。会期は2月5日から7日までの3日間。イベントの詳細については同展Webサイトから。