オリオスペックは2月5日、PLA素材を材料として使えるデスクトップ型3Dプリンタ「3D PRINTER REPRAP PROFESSIONAL」を同日よりWebページ上で販売すると発表した。他社のデスクトップ型は20万円程度が多い中、9万8000円という低価格を実現した。
「RepRap」シリーズとは、RepRapプロジェクトで開発されたオープンソースハードウェアをベースとした3Dプリンタのこと。同製品は、2013年に発売した「3D PRINTER REPRAP MENDEL Evolution」の上位機種にあたる。
抽出口が径0.3mm、最小積層ピッチが0.05mmで、従来品に比べてきめ細かい造形ができるほか、高速化を図り短時間で出力できるとしている。
また、3Dデータを保存したSDカードを本体のスロットにセットすることで、PCと3Dプリンタとを接続することなく直接出力が可能となるほか、3Dプリンタの細かな設定も本体のパネルから直接変更することができる。
主な仕様は、本体寸法が400mm×430mm×380mm、重量が12kg、最小積層ピッチが0.05mm、最小打ち出し模型角カーブ半径が0.15mm、造形可能な最大サイズが200mm×200mm×180mm、抽出口径が0.3mm、積層解像度が0.05mm(抽出物の大きさ・形状によって変わる)、プリントヘッドが1個、対応ファイル形式がSTL、Gコード、対応ソフトがRepetier-HOST、対応OSがWindows XP、Windows 7、Windows VISTA、Mac OS。セットアップマニュアルが同梱する。