Foursquareの創業者兼CEO、Dennis Crowley氏(2012年2月の「Mobile World Congress」で)

米Microsoftと米Foursquareは2月4日、戦略的提携を発表した。MicrosoftはFoursquareに1500万ドルを投資し、Foursquareの場所データベースの複数年のライセンスを得るという。

Foursquareはモバイルベースの位置情報ベースのソーシャルサービスで、場所に「チェックイン」することでその情報を共有したり、レストランなど場所に関する新しい情報を得られるもの。2009年にスタート、現在4500万人のユーザーが利用しており、6000万件以上のレストランやショップなどの情報が登録されている。累計のチェックイン回数は50億回に達しているという。

Microsoftは提携の下、Foursquareの場所に関するデータベースをライセンスし、自社「Windows Phone」や「Bing」などのサービスに統合する。これによりWindowsやWindows Phoneベースの端末やBingを利用するFoursquareユーザーは、文脈に合わせた体験やレコメンデーションを得られるという。Foursquareはこのライセンス契約は独占的なものではないとしているが、Microsoftは同社にとって最大のライセンシーになる。

Microsoftの投資額については、Wall Street Journalにでは1500万ドルとしている。Foursquareは先に評価額6億5000万ドルで3500万ドルを調達している。

位置情報サービス(LBS)の代表格「Foursquare」