東京大学 国際高等研究所 カブリ数物連携宇宙研究機構は2月3日、外部からPCへの不正アクセスを確認したと発表した。

同研究所が不正アクセスを確認したのは1月27日で、ただちに被害拡大を防止するため、PCをネットワークから切り離したという。この不正アクセスによって、PCをネットワークのユーザー認証情報が取得された可能性がある。

その後、不正アクセスを行なった第三者は、盗み取ったユーザー認証情報を利用して国立天文台といった外部の研究機関へのアクセスを試みたという。国立天文台への不正アクセスは1月29日に行なわれていたが、こちらは現在のところ目立った被害は確認されていない。

なお、個人情報や研究データが流出した恐れはないという。同研究所ではセキュリティ強化などの再発防止策を検討すると共に「研究所の皆さまや関係機関の皆さまにはご迷惑をおかけしますが、ご協力をお願いいたします」とのコメントを発表している。

カブリ数物連携宇宙研究機構リリース

国立天文台リリース