NECは、東洋製罐グループホールディングスから、SDNを活用したネットワークシステムの構築を受注したと発表した。本システムは、2014年2月から順次稼働を開始する予定だという。

東洋製罐グループホールディングスが新たに構築するのは、「NEC SDN Solutions」を構成するOpenFlow対応製品「UNIVERGE PFシリーズ」を活用し、グループの内、約30社のファイアウォールを統合・集約するネットワークシステム。

NECが昨年12月に発表した「UNIVERGE PF5220F-20S2XW」(記事内容とは直接関係はありません)

具体的には、東洋製罐グループ各社や業務システムごとに設置していた多数のファイアウォールを共通リソースとしてプール化することを目的に、データセンター内のネットワークにSDNを活用し、通信経路の制御を集中管理する。

NECは、プロジェクトの全体計画策定についてコンサルティングを行っている。東洋製罐グループホールディングスは今後は、グループ共通の仮想サーバ基盤、グループLANの仮想化による統合、事業継続対策などにSDNの活用を検討しているという。