ザインエレクトロニクスは1月28日、液晶パネルのバックライトやLED照明などのハイパワーLED用途向けLEDドライバ「THL65シリーズ」の量産出荷を開始したことを発表した。
同シリーズは、電子回路基板で一般的に使用されている5Vなどの単一入力電源からLED用電源への昇圧が可能な直流電源変換回路(ブーストコンバータ、出力は最大40Vまで対応可能)を内蔵することで、1チップでLED駆動システムを実現することが可能。
1チャンネル品「THL6521/THL6523」、4チャンネル品「THL6516」、6チャンネル品「THL6517」、8チャンネル品「THL6518」がラインアップされており、カスタマの製品モデルごとにシステムの最適化が可能となっている。 また、1チャンネル品ではTSOT23-6パッケージを採用し、多チャンネル品にはQFN16ピンパッケージ(3mm×3mm)を採用することで、少ない実装面積でバックライトシステムやライティングシステムの構築を可能としているほか、ソフトスタート機能や各種保護回路も内蔵しているため、LEDの故障などあらゆるアブノーマル状態から2次的なシステムの破壊を防ぐことが可能となっている。