本田技研工業(ホンダ)は1月28日、超小型電気自動車(EV)「MC-β」を用いた太陽光発電による再生可能エネルギーを利用した実験走行を宮古島市および東芝と「宮古島市小型電動モビリティ等の活用に係る社会実験プロジェクト」として開始したことを発表した。

ホンダと宮古島市は、環境モデル都市の取り組みの一環として、小型電動モビリティとそれに給電する電力供給装置などの導入・活用の検証を行ってきており、今回の実験走行では、同市に新たに設置された3カ所の東芝製太陽光発電充電ステーションからの給電によりMC-βを運用しようというもの。これにより、移動距離が短く、またガソリンなどのエネルギー資源を島外から調達している離島という独特の環境下における、小型電動モビリティの活用方法やニーズの探索を行っていくという。

またホンダでは、今回の実験で得られるCO2削減およびエネルギーコスト低減効果の検証を通じ、次世代に求められる循環型社会に調和するモビリティとそのエネルギーモデルの構築を目指すとしている。

宮古島市に設置された太陽光発電充電ステーションと、充電中の超小型モビリティ「MC-β」