Tableau Japanは1月27日、「無印良品」を運営する良品計画が同社のBIソフトウェア「Tableau Desktop」と「Tableau Server」を導入したと発表した。

今回の導入は、スマートフォンアプリ「MUJI passport」で創出されるビッグデータを解析・活用することを目的としている。

MUJI passportは昨年5月にスタートしたサービスで、ネットとリアルを融合させ、「顧客時間」(一連の購買経験のすべて)を重視することで、無印良品と顧客一人ひとりとの関係を強化することを目指して提供されている。

全国の店舗やネットストアでの買い物、店舗への来店時にチェックインすることで貯まる「MUJIマイル」や、商品の店舗在庫を確認できる「ショッピングガイド機能」などの機能に加えて、オンラインショップ「MUJI.net」や、Facebook、mixi、Twitterなどのソーシャルアカウントとの連動機能なども搭載。現在のユーザー数は130万人超で、2014年度末までに250万人という目標を立てている。

Tableau Desktop / Serverでは、MUJI passportで生成されるデータと従来のWEBや実店舗から日々上げられるデータを組み合わせて解析。データ量は年間3億件に上り、Amazon Redshiftを使って管理しているデータを最適なかたちで視覚化しているという。

Tableau Japanでは、良品計画での採用理由について、「卓越した視覚化、分析ツールとしての定評や、圧倒的な費用対効果に加え、Amazon Redshiftとの親和性が非常に高く、またライブ接続されることで、Tableau Softwareによる多面的重層的な解析が常に最新の情報に基づいて可能となり、きめ細かな経営判断や商品開発のための判断材料が的確かつタイムリーに提供・共有できるようになる点が高く評価された」と説明している。