本田技研工業(ホンダ)は1月28日、同社がこれまでに発表したコンセプトカーの外観デザインの3Dデータを、著作権基準「クリエイティブ・コモンズ 4.0」に基づき、特設Webサイト「Honda 3D Design Archives」にて公開したと発表した。
3Dプリンタのユーザーは、同Webサイトからデータをダウンロードし、3Dプリンタで印刷を行うことで、ホンダの歴代のコンセプトモデルをレプリケーションすることができ、同社の「ものづくり」を疑似体験することができるという。
ダウンロード可能な各データはzipで40MB程度に圧縮されており、解凍すると当該の「STLファイル」を得ることができる。
なお、同社は現在、ホンダのユニークな「ものづくり」への取り組み姿勢や思想を社内外で展開する、新しいグローバル・ブランディング・プロジェクトを推進しており、今回の取り組みも同プロジェクトの一環。従来の「メーカー」と「ユーザー」という枠組みを超えた新しいコミュニケーションの在り方を目指して企画したとのことで、同プロジェクトに触発され、ユーザーの中から、優れた未来の自動車デザイナーやエンジニアが生まれてくることを願っているとコメントしている。