シャープは1月27日、タイ王国でSerm Sang Palang Ngan(SSP)から約52MW-dcの大規模太陽光発電所の建設を受注したと発表した。今月中に着工し、2014年末までに運転を開始する予定。

SSPはTang Kim Heng Group(SNNP)が母体の特別目的会社で、発電事業の企画と投資、運営を行っている。同発電所の事業運営をSSPが行い、シャープはタイ王国最大手の建設会社であるITD、ITEと共に、太陽光発電所の設計と機器調達、建設の一括請負工事契約を締結した。

同発電所では、高温時の温度特性に優れる薄膜太陽電池モジュールを採用。タイ王国ロッブリ県にある約1.3平方kmの敷地に、約40万枚の薄膜太陽電池モジュールと周辺システムを設置する。設置容量は約52.0MW-dc。

保守・メンテナンスと運転管理については、シャープ子会社で2011年3月に設立したSharp Solar Maintenance Asia(SSMA)が担当し、特別な教育や訓練を受けた専任者が発電事業の運営をサポートする。

シャープでは、今後も太陽光発電所の設計や機器調達、建設、保守・メンテナンス、運転管理まで一貫して行うビジネスモデルを展開していくという。

建設予定地

関係企業の概略図