OKIコンサルティングソリューションズは27日、金融機関向けのクラウド型災害時情報共有サイト構築サービス「Bridgeboard(ブリッジボード)」の提供を開始すると発表した。同サービスは、Googleの法人向けグループウェア「Google Apps for Business」と連携してBCP専用サイトを構築し、金融機関のBCP実行を支援する。
同社は、これまで蓄積してきたシステム構築のノウハウと東日本大震災後にBCPサイトを立ち上げた銀行からのアドバイスを基に「Bridgeboard」を開発。同サービスは、「Google Apps for Business」と連携してBCP専用サイトを構築し、基幹業務系ネットワーク、公衆電話網ネットワークに加えてインターネットを活用とした第三の連絡手段として活用できる。
「Bridgeboard」で構築したBCP専用サイトは、災害発生時に重要となる迅速な情報収集が可能。専用サイトは、営業店にいる行員の安否情報や被害状況をPCだけでなく、スマートデバイスなどからも容易に投稿することができる。災害対策本部は、投稿された情報から被害状況を判断しBCP実行に役立てることができ、本部から営業店への情報発信も専用サイトを利用することでスピーディに行える。サイトの修正も直感的にでき、プログラム経験のないBCP担当者でもサイトの運用が可能。
標準価格は、初期費用(導入研修含む)380万円、オプション:BCP専用サイト構築受託費用は別途見積もり。Bridgeboard利用料(月額):500円/アカウントとなっている。
同社はBCPサービスの提供を通じて金融機関のBCPを支援していく。