アスクルは、ビッグデータ活用による新たなEC(Electronic Commerce)マーケティングのスピーディーな実践を目指し、「LOHACO ECマーケティングラボ」を2月21日に設置すると発表した。

LOHACOは、アスクルが法人向けサービスで培ったサプライヤーとの直接取引による社会最適モデルを個人向けサービスにも拡大し、2012年10月にスタート。アスクルの流通プラットフォーム(基盤)は、商品開発や効率的な広告販促においてサプライヤーとの協働を可能にするオープンなプラットフォームとして機能しており、近年は「アスクルWebマーケティングコンソーシアム2013」を開催するなど活動の領域をECにまで広げ、サプライヤーとはマーケティングデータの相互提供、共同販促の実施、事例の共有などで協働している。

今回設置する「LOHACO ECマーケティングラボ」は、その「アスクルWebマーケティングコンソーシアム2013」の深耕を図るもので、ビッグデータを活かした高度な研究分析やECにおける実証を通じて最先端のECマーケティングのノウハウの開発、そのオープン化・共有知化により「アスクルWebマーケティングコンソーシアム2013」参加企業に展開することで、サプライヤーとともに社会最適のECビジネスを創造、社会利益の実現およびさらなる事業の発展を目指すもの。

「LOHACO ECマーケティングラボ」の役割

所長には、東京大学名誉教授の宮田秀明氏が就任。参加研究員はサプライヤー、アスクル含め50名規模で、活動拠点はアスクル社内(東京都江東区豊洲3-2-3 豊洲キュービックガーデン)。

主な研究テーマは、

1.環境に配慮した無駄のない社会づくりに役立つ、新たな流通プラットフォーム構築
2.生産者、流通、お客様を繋ぐダイレクトマーケティングおよびCRMCTCCustomer Relationship Management)推進手法の開発
3.サプライヤーとの共同ECマーケティングの実証実験・実践とノウハウの獲得

となっている。