京セラは1月27日、高耐久性スマートフォン「TORQUE(トルク) SKT01」を3月下旬より日本で販売すると発表した。同製品は、米国で2013年3月より販売しているもので、国内ではダイワボウ情報システムを通して販売し、NTTドコモのXi(LTE)ネットワークを利用できる。

トルクは防水や防塵だけではなく、耐衝撃、温度耐久、耐振動、塩水耐久、防湿、耐日射、低圧の試験をクリア。これは米国、国防総省の軍事規格(MIL-STD-810G)に準拠した試験となっており、防水規格IPX5とIPX7、防塵規格IP6Xもクリアした国内初のスマートフォンだという。これらの規格に準拠していることから、建築業や物流業などでも安心して利用できるとしている。

国内市場への投入にあたっては、Android 4.2へアップデート対応を図ったほか、RAMメモリが1GBから1.5GB、ストレージが4GBから8GB、カメラの画素数も8Mピクセルへと向上している。また、NTTドコモのLTEサービス「Xi(クロッシィ)」への下り100Mbps/上り37.5Mbpsの接続も検証済みだという。

ハードウェアの特徴としては、ディスプレイを振動させることで、スピーカーがなくても音が聞こえる「スマートソニックレシーバー」を搭載しているほか、作業手袋をしたままでも、端末側面のハードキーをプッシュすることで電話に出ることができる「ダイレクトボタン」を搭載している。

サイズは129×69×13.7mmで、重量は171g。CPUにMSM8960 Dual Core 1.2GHzを採用し、RAMメモリは1.5GB、ストレージは8GB。バッテリー容量が2,520mAhで、ディスプレイは4インチのWVGA(480×800) IPS液晶。Wi-FiはIEEE 802.11b/g/n(2.4GHz)、BluetoothはVer4.0で、3G/LTEの対応周波数は共に800MHz/2GHz。NFCには対応するものの、FeliCaは非搭載。