ウルシステムズは1月24日、高速でスケーラブルなNoSQLデータベースにトランザクション機能と自動運用機能を付加し、国内の主要なクラウド上で利用できるサービス「BlueRabbit」を開発、販売を開始したとを発表した。
同サービスにより、高価なRDBMSは必要なく、安価で高速なNoSQL上に業務システムを構築し、任意のクラウド上で自動運用可能となる。
BlueRabbitは、スケーラブルなNoSQL上にトランザクション処理機能を実装し、業務向けの分散処理システムとして利用できるサービスで、国内の主要なクラウドに対応し、自動運用や監視機能も付加することで、24時間365日の運用が可能。
サービスは、NanaHoshi(データベース)とRabbitScope(運用監視)で構成され、NanaHoshiデータベースは「NoSQL上でのトランザクション処理機能」「NoSQLデータの高速検索やソート機能」「スケーラブルな更新処理」「マルチデータセンター対応(災害対策、冗長化)、RabbitScopeは「サーバの自動運用監視」「電話でのアラート、電話のみでの自動運用指示(PhoneHook機能)」「障害・対応履歴管理」となる。
なお、現在対応しているNoSQLデータベースはApache Cassandraで、今後ニーズに応じて順次追加していく予定。導入環境はクラウドに加え、オンプレミスにも対応。既にM2Mなどのビッグデータ処理やECシステム等での先行導入実績がある。