横浜ゴムは、中国のタイヤ生産販売企業の蘇州優科豪馬輪胎(江蘇省)のタイヤ工場隣接地に、新たに乗用車用タイヤ工場を増設すると発表した。
新たなタイヤ工場は2013年夏から建設に着工しており2014年4月から生産を開始。総投資額は約265億円を予定しており、年間生産能力は2017年末までに600万本まで増強する。
生産するタイヤは、「BluEarth」など近年需要が増加している高性能低燃費タイヤを中心とする計画で、商品は中国国内で販売する。また、市販補修用以外にも自動車メーカー向け高性能タイヤの生産も視野に入れているという。
蘇州優科豪馬輪胎は2006年、トラック・バス用タイヤ専門の生産販売会社として設立。現在の年間生産能力は34万本。
同社は、中国でのタイヤ生産能力拡大は中期経営計画「GD100」フェーズIII(2012~2014年)に沿ったものだとしており、フェーズIIIの期間中にタイヤ生産拠点全体で年間700万本の増産を計画しているという。