ログリーは1月23日、ブログやWebサイトとソーシャルメディアを連携するシックス・アパートのウィジェット「Zenback」に関する事業を取得したことを発表した。
これにより、個人ブログ向け無償ウィジェット「Zenback」、法人向け有償ウィジェット「Zenback BIZ」、大規模導入を支援する「Zenback API」の開発・運営の主管と収集したデータや利用ユーザー情報がログリーに引き継がれ、今後は同社がサービスの運営を行う。広告商品「Zenback ADS」については、サービス終了となる。
Zenbackは、Webサイトにソーシャルメディア連携機能やWebサイト内の関連コンテンツの表示機能を追加するウィジェットで、現在約2万のブログで利用されている。
同サービスは関連記事を通してのブログ内外の連携や、広告最適化による収益性強化に改善の余地を残しており、データ解析技術と広告技術を持つログリーが事業主体になることで、より質の高いサービスを提供できるという。
ログリーはこれまでZenbackの主要機能を提供しており、共同事業である「Zenbackキーワーズ」では事業パートナーとして当初から参画するなど、Zenback事業を共同で運営してきた。同社は今後、シックス・アパートとZenback事業における役割を明確化して、事業提携を深めるとしている。
同社は自社のデータ解析技術を活用してZenbackのサービスを強化し、シックス・アパートは引き続きZenbackユーザーとのコミュニケーションや、法人向けサービスの販売支援などを行うという。