日本IBMは1月23日、アルクが推進しているオンラインショップのリニューアルのプラットフォームとして、e-コマース・ソフトウェア「IBM WebSphere Commerce」が採用されたと発表した。

アルクでは個客にあった最適な学習を体験できるよう、2013年3月から顧客一元化プロジェクトを推進。各々で管理していた顧客情報を一元化し、顧客ごとに適切なマーケティング施策を計画、実施、検証するなど、PDCAサイクルを実現するため、顧客統合データベースの構築、従来の販売チャネルごとに保持していた顧客情報の一元化を推進している。また、それぞれのサイトを訪れる顧客が一度のサインオンで複数サイトのサービスをシームレスに楽しめるようシングルサインオンのプロジェクトを進めている。

今回、顧客一元化プロジェクトの次フェーズとして、利用者に対するWebでの快適なショッピング体験の提供や、新しい商品・サービスを迅速に販売することを目的として、オンラインショップのリニューアルプロジェクトを立ち上げ、ECパッケージの中から「WebSphere Commerce」を採用した。

同プロジェクトは、日本IBMに加え、JBCC、トッパン エムアンドアイの3社が共同で推進していく。

WebSphere Commerce:インタラクティブ・プラットフォーム

WebSphere Commerceは、ECサイトをすぐにはじめられるスターター・ストアが同梱されているため、スターター・ストアで具体的な新サイトのイメージを持ちながら標準機能の動作確認やサイト運用の確認をし、オンラインショップを構築。

また顧客属性によるレコメンデーションやサイト内検索ルールの設定などをGUI画面から操作、あらかじめ定義したトリガーとルールに基づき、顧客のWebサイト上での行動に柔軟に対応し、パーソナライズされたマーケティングが実現できるという。