米IBMと中国Lenovoは1月23日(現地時間)、LenovoがIBMのx86サーバ事業を買収することで合意したと発表した。買収金額は23億ドル。うち20億ドルは現金で、残りはLenovoの株式で支払われる。Raleigh、上海、深セン、台北に拠点を構える7500人の従業員もLenovoで再雇用される見通し。

今回Lenovoに売却されるx86サーバ事業には、x86サーバブランドの「System x」のほか、ブレードサーバの「BladeCenter」や、高密度システムの「NeXtScale System」「iDataPlex」「Flex System」(のSystem xベース製品)といった製品群、さらには関連ソフトウェア、保守オペレーションなども含まれる。

一方で、メインフレームの「System z」、UNIXサーバの「Power Systems」や、Power SystemsベースのFlex System、垂直統合型システムの「PureApplication」「PureData appliances」はIBMが引き続き保有するという。

IBMはリリースの中で、数万人の開発者、数千のプロダクトを抱えるx86向けWindows/Linuxソフトウェアは引き続き開発を続けていくと明かし、LenovoとはOEM契約やリセラー契約も含めたグローバルのパートナーシップを結ぶことも発表している。

IBMのアナウンス