ソフォスはこのほど、「セキュリティ脅威レポート2014 ~高度化とステルス化が進むマルウェア~」(日本語版)を公開した。レポートでは、昨年発生したサイバー犯罪の動向と、2014年に悪用されるおそれがある攻撃手法が解説されている。
レポートによると、2014年はサイバー攻撃がさらに専門的・巧妙になり、かつてないほどの大規模なサイバー犯罪が発生する可能性があるという。
2014年に発生が予想される脅威に関して以下の事柄が挙げられている。
- Windows 8.1などのサイバー攻撃が困難なOSが増える一方で、フィッシング攻撃やソーシャルエンジニアリングがさらに巧妙化する
- 組み込みデバイス環境(POSシステム、医療システム、および新しい「スマート」インフラストラクチャ)では、最新のPCでも、パッチ公開済みの既知の脆弱性が修正されていない危険性がある
- クラウドサービス提供者は、提供するコンピューティングプラットフォームへのセキュリティ強化は進めているが、そこに保存される企業や個人データへのサイバー攻撃は増加している
レポートはソフォスのWebサイトからダウンロードできる。