オリコンはこのほど、2013年の書籍市場の年間レポートを発表した。
発表によると、2013年の書籍市場の総売上額は1兆380億7000万円で、前年から1.4%減となった。総売上部数は12億1095万6000部で前年から1.2%減少しており、全体的にはやや下落傾向の横ばいという結果になっている。
BOOK(総合) / 文庫 / コミックのカテゴリごとに見てみると、BOOK(総合)は村上春樹氏や百田尚樹氏、池井戸潤といった作家陣の小説作品や、自己啓発書を中心に推移し、売上金額は前年から2.5%ダウンした。
文庫も、TVドラマ「半沢直樹」の大ヒットなどによる追い風もあったが、売上金額は0.9%減少している。
一方コミックは年間売上額が2707億円で前年から1.2%増、売上部数が4億9411万6000部で前年から0.3%増で、いずれも前年を上回った。売上増の要因となったヒット作品のひとつである「進撃の巨人」は、アニメ放映がスタートした4月以降に売り上げが急増し、シリーズ全体の年間売上額は、前年の7.6倍となる92億6000万円を記録した。