クラウディアンは21日、NTT東日本が提供するフレッツ光契約者向けオンラインストレージサービス「フレッツ・あずけ~る」のストレージ基盤に、「Cloudian」が採用されたと発表した。
「フレッツ・あずけ~る」は、写真や動画などのデータをインターネット経由でオンラインストレージに格納し、共有・閲覧を可能とするフレッツ光契約者を対象としたサービス。5GBまで無料、フレッツ光メンバーズクラブ、リモートサポートサービス、オフィスまるごとサポートの利用者は10GBまで無料であり、パソコン以外にもスマートフォン、タブレット等のマルチデバイスからも利用できる。
「Cloudian」は、サーバをハードウェアに利用するソフトウェアベースのオブジェクトストレージ製品で、複数のサーバに搭載された多数の内蔵ディスクをひとつの大きなストレージ領域として統合制御し、大量のデータを格納することができる。
「Cloudian」が採用するオブジェクトストレージ方式は、ディレクトリのような階層構造ではなく、フラットな構造にデータを格納。オブジェクト単位のID(識別子)がURLであることから、インターネット経由でのデータの読み書きに適していると同時に、オブジェクト毎にダウンロード回数などのカスタマイズした属性情報を付与できる。
同社ではこのような特長から、「Cloudian」が「フレッツ・あずけ~る」のような大規模Webサービスのストレージ基盤として採用されたとしている。